長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

長谷邦夫はてなダイアリーのバックアップです。今のところ更新は無い予定です。

2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

シナリオを書いてきたT君の作品を読む。

その感想、問題点などについてコメントを 書く。思い切った自由な作品を書くような 課題ではないので、ちょっとタイクツした かも知れない。

大垣女子短大と中京大学の出席カードを整理。

履修者名簿にチェックする。あすも少しやろう。 中京大学は1〜4年生の名簿が7枚もあり、結構 面倒である。

日本マンガ学会から、6月の第五回大会の

参加申し込み用ハガキとチラシが到着した。 チラシには、ぼくが貸本時代に描いた戦記物の カラー扉絵が使われている。

帰宅すると、郵便受けにT君からのシナリオが

入っていた。先日やって来たご近所のマンガ家 志望青年である。 専門学校の生徒同様に400字原稿用紙で課題 を書くようにと言っておいたのである。8枚。 出版社からは『赤塚不二夫を書いたのだ!』 (武居俊樹・文春)を送るから書評をとの電話が あった…

帰途、八重洲ブックセンター(駅ビル)で

『ラスト・ワルツ』(島田虎之介)と『シグ ルイ』(2)を購入。 島田の『東京命日』は無かった。雑誌は 「モーニング」。車中では『半島を出よ』上、 を読み始めた。…この登場人物一覧の圧倒的 多さ!!

午後2コマ・1年生もいよいよ5〜8枚以内

のシナリオ書きの時間に入った。来週に提出し てもらう。

午前中2コマ・2年生の原作シナリオ構成

の時間。課題だった絵の方の作品を返却する。 投稿作品を制作中の生徒は、そちらを優先し ている。 ただ期末にはシナリオ新作が1本書けてい るように、自分で時間を管理せよと言う。こ れが黙っていても出来るくらいでないといけ ないのだが。

岡部冬彦先生が心筋梗塞で亡くなられておられた

ようである。先生とは、たった一度、新宿の酒場で ご一緒したことがある。 たしか、古谷三敏さんが、小学館漫画賞を受賞 した晩のことである。 ぼくは「漫画サンデー」に杉浦幸雄先生と合作 した『淑女の見本』のコピーは岡部先生のもので はないかと思って…

菅さんは昨年12月にガンで亡くなられている。

どうも彼は『マスターキートン』については一度も 完全な原稿を仕上げたことが無かったようである。 いずれにしろ、このトラブルも、増刷できるような 方向で解決すべきである。 絶版状態こそ<不健康>であると思う。

帰途「モーニング」と「週刊文春」購入。

<超人気マンガ『マスターキートン』突如消えた不可解な 理由>という見開き記事が、文春にあった。 「(前略)原作者として菅さんがついて下さった訳なんです が、現実には私と担当編集だった長崎尚志さんが作る話が 主流になっていました。(中略)ところ…

1限目「文化表現論」は戦後のファッションと

女性意識<1>。 2限目「マンガ史」。『どろろ』にみる神話構造 大塚英志の『物語の体操』を紹介。

6時30分頃、大垣に到着。

8〜9回の無様な巨人の攻撃を見る。王監督上機嫌な 笑顔を見せていた。堀内よ、新人のピッチャーが 今のホークスに通用すると思ってんの!?

駅から近い映画館ゴールド劇場で『真夜中の弥次

さん喜太さん』を観る。 予想以上に面白かった。清水の次郎長喜び組〜 笑えた。ナンセンスギャグとして笑うと言うよりは 幻想味・夢の面白さがある。 全体的にバランスも取れた作品だ。壊れていないのが 欠点なのかも知れないが…。

終えて、名古屋駅下の三省堂へ。

『著作権とは何か』(福井健策・集英社新書)を 購入。喫茶店で、宇都宮の専門学校2年生の作品 をチェック。

「ガロ」&「COM」・マンガ家の自己表現

〜1限の授業のテーマである。 『火の鳥』について、かつて三島由紀夫が <文部省的歴史観だ。>と批判したことも しゃべった。 だが、三島には自分が書くべきテーマに似た ものを手塚マンガでやられてしまった!という 気持ちがあったのではないか??とい…

この専門学校が「第一回UBDC高校生対象マンガ★イラスト

グランプリ」なるものを発表し6月1日から作品を 受付ける。締め切りは7月31日。 4コマ部門・8Pストーリー部門・イラスト部門の3つ。 B4サイズの作品で応募してもらう。 グランプリ1名・長谷邦夫賞1名(エッ、そんな企画聞いて いなかったよ。で…

今日は宇都宮の専門学校の授業だった。

1限目は『白雪姫』後半の上映。「アニメ映像史」。 2〜3限は「マンガ知識」。 午後は2年生の「作品制作」夏の季節感を描く課題。 下絵の状態で一旦作品を回収。チェックとコメントを付け 次の時間にペン描きをやる予定だ。

ジュンク堂池袋店で<萩尾望都書店>が!

漫画史研究会のメーリングリストで、藤本由香里さんが 知らせてくれた。12月3日からだそうである。 読書家の萩尾さんが、店主としてレジを打ったり、 トークショーに出たりされるそうだ。こりゃスゴイや。 どんな本棚になるかが、是非見てみたい。12月…

アマゾンからは『半島を出よ』上下(村上龍)が

届いた。1600枚以上の小説。ひ〜〜。 さて、速読の苦手なぼく。いつごろまでに読めるか。

『魔女』(1)と『リトル・フォレスト』(1)五十嵐大介

の2冊が送られてきた。 『リトル・フォレスト』が描けるから『魔女』のような 素晴らしい作品が描けるのが、ハッキリ分る! まさにノルシュティン氏が、自分の周囲の人や生き物 植物を細部まで観察すること〜それナシでは、フィクション も生きて観客に伝わ…

手塚治虫文化賞事務局より贈呈式・祝賀会の

招待状が来た。6月7日(火)である。 この日は、名古屋へ行かなくてはならない。 残念だが欠席だ。

理事会終了後、内記氏と米澤氏の3人で

分科会の<戦後の戦記マンガブーム>の 中身の打ち合わせを行った。 貸本時代から少年週刊誌時代までの 戦記物の流れを概括したものを米澤氏が つくり、内記氏が貸本時代の細部を担当。 ぼくが、その描き手としての体験を述べる 予定だ。研究研究と長時間が…

滝野川会館で、日本マンガ学会の理事会。

第五回大会が6月18日〜19日(日)に 京都精華大学・黎明館で行われる。 その総会・研究発表・分科会・全体会 懇親会などの内容と時間進行の確認を 行った。 分科会のテーマは「マンガと戦争」 チラシのイラストには小生がデビュー直後 描いた戦記マンガ…

『げんしけん』(1)を購入。

五十嵐大介の本2冊をネット注文。近所の書店に 無かった。村上龍の新作2冊、まだ到着せず。イラ イラ。積ん読状況の本が多いくせに。 あすはマンガ学会理事会である。

イラスト・コース1年生の作品をチェックして

いても、同じようなことを感じてしまう。 『鉄腕アトム』を、浦沢直樹が、今どのように 描いているか、見た?と訊いてみても、誰ひとり 見ていない。あの〜キャラクター・デザインの 時間ですよ。でもあたしたちは、アトムにも浦沢 にも関心がないしィ。ハァ…

NHK3チャンネルでユーリ・ノルシュティンの

特集をやっていた。 彼の言葉は、ひとつひとつが重たいものだった。 芸術を目指すものならば、極く当然の行為に ついて語っているのだが…。 日本のアート・アニメーションを創る若者たち が、彼にチャップリンの映画を見たか?と問われ 更に『タイタニック』…

「新現実」4号拾い読み。

相変わらず、みなもと太郎さんの『トーク版・お楽しみ はこれもなのじゃ』が面白い。さいとう・たかおと赤塚 不二夫を一緒に論じ、マンガ論にできるのは彼くらいで あろう。実におおくの作品を読み、そして記憶されている。 浦沢直樹論も一読の価値ありだ。

『魔女』2(五十嵐大介・小学館)が面白い。

雑誌「少年文芸」創刊号で短篇を見て、気になった ので、書店へ行ったら「IKKI」に描いた作品集 の2があった。 これまでの「魔女」というイメージをすっかり覆す と共に、彼独特の感性世界を見せてくれていて新鮮 だった。動物の鳴き声の描写ひとつとっ…

宇都宮の専門学校はスポーツ大会。

2日目で、授業はお休みである。 「欧米に於ける日本アニメの受容」講義録に 手を入れた。授業では面白かったとの生徒の 反響もあったが、『アメリカで日本のアニメ は、どう観られてきたか?』(草薙聡志・徳間書店) の情報も加えて、全体を整える。 いず…

帰宅は7時頃。「新現実」4号が到着。

吾妻ひでをの新作が掲載されているようだ。 他に月刊「広場」5月号が到着。 お便りページに、ぼくがかつて、新宿の 酒場で、初めて棚下照生と出会ったときに 「寺田ヒロオをあんなことにしてしまった のは、お前達トキワ荘の連中だろう!」と からまれたこ…