長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

長谷邦夫はてなダイアリーのバックアップです。今のところ更新は無い予定です。

イラスト・コース1年生の作品をチェックして

いても、同じようなことを感じてしまう。
 『鉄腕アトム』を、浦沢直樹が、今どのように
描いているか、見た?と訊いてみても、誰ひとり
見ていない。あの〜キャラクター・デザインの
時間ですよ。でもあたしたちは、アトムにも浦沢
にも関心がないしィ。ハァ?それでいいんですか?
 まず、優れた先人の<今の>仕事を、何も目に
も入れずに、新人イラストレーターを目指す?
そして、周囲の人間たちの振る舞いや表情の観察も
せず、ただマンガのように描きつつ…。
 作品のキャラに命が宿りようがありません。だから
ここに教わりに来たのよって…。あのう、教わる
前の話でしょ。でも、そうではないことを、ぼくは
すでに知っていたので、学期冒頭から言っておいた
はずでした。
自分の関心の範囲だけで済ますのは「読者側」だと。
 説教節ばっかりになっていく自分がいやだ。だが
繰り返し言うほかはない。