長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

長谷邦夫はてなダイアリーのバックアップです。今のところ更新は無い予定です。

2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

岐阜県マンガ文化研究会の会報(11号)

を受け取る。「面白マンガ家裏話」を連載し ている。第8回目が掲載。 古い話しが中心だったので、今回は吾妻 ひでを『失踪日記』から引用で書いた単行本 の紹介。

2年生の「マンガ史」はテキストには無い

<欧米に於ける日本アニメの受容の歴史>。 主に、スーザン・J・ネイピアが書いた 著作の中から、彼女が感じた日本アニメの 特徴を紹介した。

デザイン美術科1年生の「文化表現論」。

広告コピーの歴史2回目。糸井重里を中心に しゃべる。 アンチ広告として話題になったヴェネトン・ グループの「着る人を選ばない」というコピー と共に、エイズ患者、戦場で傷を負った兵士、 2000年には死刑囚が映像に登場した例を 話す。

4時30分に講義を終えると、すぐ大垣市へ向かう。

6時半頃到着しホテルにチェックイン。

名城線で、本山まで行き、東山線に乗り換え

星が丘の椙山女学園大学へ。ここでは前記の講義を 繰り返し、2コマ目は、手塚治虫のアニメ制作開始から 虫プロダクションの崩壊までをたどる。 アニメ論授業ではないが、マンガとアニメの深い 関係をやはりナシのままに済ませるわけにはいかない。

「清く、正しく、美しく」あれと言われた少女たち

は、戦後男女平等の民主主義のなかでも、相変わらず 同様の観念で捉えられていた。 編集者たちはマンガの中のヒロイン像を「おしとやか で、伏し目がち、憂いを含んだ上品な少女」として描く よう要求していたという事実(ちばてつやの証言)。 少年マンガは…

明治以前の日本の民俗社会では「少女」は存在しなかった

という『少女民俗学』(大塚英志・カッパブックス)を 紹介するとともに、明治期以降、富国強兵のための 工業化社会を目指す中で、少女も高い教育を受ける 人が出てきて、それに伴い少女小説や叙情画がうま れてきた。少女雑誌が刊行され〜という、ぼくが 風…

10日夜、中京大学ゲストハウスに泊まる。

翌朝7時ころ、近所のコンビニへ行き、朝食を 購入。8時30分、階下の非常勤講師控え室へ。 9時1限より隣のビル3階の教室で講義。 今日は、少年マンガより少女マンガがなぜ発展 が遅かったのか?ということを<少女文化>という ものから考えてみる〜シ…

小西さんは、北島町という場所で、つい最近大伴昌司や

伊福部昭を取り上げ、講演会を開催していた。 彼が如何に面白いお役人であるかが、こんなことからでも伺い 知れる。当地にある海野十三碑から始まった講演シリーズには ぼくも呼び出され講演させられたのだが、シリーズが終えるのは いつになるか。彼の好奇…

帰宅すると四国北島町の小西昌幸さんから「創世ホール通信」

が来ていた。 裏面の<文化ジャーナル>に四至本アイさんから小西さんへ あてた便りが2通掲載されている。 あの大伴昌司氏のご遺族…。大伴氏の「少年マガジン」図解 頁での仕事が4月から3ヶ月間、ニューヨークのジャパン・ ソサエティー・ギャラリーで催…

今回の200のリストをながめてみると

やはりぼくの感じ方は間違っていなかったと思う。 すごい作品が多数並んでいるのだ。それも、あの騒ぎ 以降に姿を現したマンガ家たちがゾロゾロである。 ちょっとこのレベルの高さはどうだ。そう誇っても いい感じだと言ったら、マンガ家の身びいきだと叱ら…

かつて、いがらしみきおが「マンガは終わった」

といったことから、「コミック ボックス」が 座談会をやりたいと、ぼくにも声を掛けてきた ことがあった。 しかし、これは実現せず、アンケート特集で終わって しまった。もう、紙の上のマンガ表現が頂点を極め てしまったのか?という疑問というか危機感の…

帰途、宇都宮駅ビル内八重洲ブックセンターに

寄って「STUDIO VOICE」(6)を 購入。特集は<最終コミックリスト200> ”00年代マンガ”のすべて!! 座談会「00年代、コミックには何が起こって いるのか?」に、伊藤剛さんが出席している。 彼はこの座談の初め部分で、<10年ぐらい…

午後は2年生。イラスト・コースと合併で

作品制作。季節感を描く〜「秋」。 1頁をコマで割って表現してもらう。

今日は宇都宮アート&スポーツ専門学校講義

1限目はアニメ・映像史で『白雪姫』前半を 見せて解説を少し。 2限目は↑の1年生マンガ・コースにアニメと イラスト・コースの生徒が加わって「マンガ 知識」貸本時代から週刊誌への時代を語る。 3限目はネームのマナー。

マンガを描こうというなら、<うんざりするほど

長い午後>などは全く有り得ないはず。ネタが無い なら、カケアミやフラッシュの特訓でもいいのだ。 ひたすらペンを動かしながら、考え、悩み、工夫 する以外に無い。 60歳で他界するまでに20万ページ以上(多分!) を描いた石ノ森章太郎を見よ。17歳…

詩を書くことは簡単だ

問題はうんざりするほど長い午後の 過ごし方さ… と四元康裕が詩に書き、田口犬男との対談では 中学時代は中原中也や谷川俊太郎を読む文学少年 だったが、作品を書いたのは、二十代半ばを過ぎて 仕事でアメリカに初めて移住し、英語で書いたとき からだと言う…

「少年文芸」の短篇小説やマンガ、対談などを

少し読んでみた。こちらはライトノベル志向は 無いようだ。かといって、かつての「文芸首都」 のような純文学的なものではない。 青春期に詩やマンガや小説的なもので、何かを 表現してみたい〜それなら写真でもイラストでも いいよ〜といった編集構成になっ…

マンガ・コース2年生の番外作品350枚小説に

コメントを書いた。 奈須きのこファンだというからライトノベル志向 の生徒の作品である。前半が地味な展開で、魔術の 魅力が、場面としてもアクションとしても書けてい ないが、後半突如爆発している。 雑誌コンテストに応募するというので、やはり これで…

やっとスクリーントーン貼りが終了した。

221ページ、やれやれゴクロウサマ。

東京財団は04年、UCLAにも日本のマンガ家や

編集者、プロデューサーらを送り込み、出前講座を 行っている。 それは冊子「ENTERTAINMENT GOES POP!」<報告書>としてまとめられている。 日本のソフト産業を諸外国に広く認識してもらいたい という国家戦略のひとつとして位置付け…

上京した家内が長男から「小松川ウインズ」という

東京財団が2004年5月から小松川高校で行った 中高生対象の<マンガワークショップ>の作品集を もらってきた。 毎週土曜日、関口シュンさんとさちみりほサンの 二人のマンガ家が講師役で、作品制作指導を05年 1月まで行った成果である。 プロになる…

DVD『惑星ソラリス』(タルコフスキイ)第二部

を観る。やはりこの2部はすごい。 SF視点で見るのと、人間哲学視点でみるのとでは 感じ方が違ってくるが、タルコフスキイはロシア・妻・ 父・母の記憶へと回帰していく。

ウワサの企画、角川グループ60周年記念企画

として、いよいよ年末から配本が開始されるよう である。 全500巻!! 手塚全集を100巻も超える凄さだ。収録タイトル 790.初単行本化277!! 手塚先生のようにアニメの作画・演出などには手を 出さなかった彼の原稿は先生の15万枚を優に超え…

「ブラック・ジャックマガジン」は読み始めた

ばかりだが、予想以上に面白い! 各作家の工夫ぶりも好感が持てる。ぼくの知ら ない人たちが、<はずさずに>描いて健闘してい る。日本のストーリーマンガ家の層の厚さが一層 増している。 本の売れ行きは落ちているというが、むしろ そのことが、マンガ家…

帰途、八重洲ブックセンターで『そうだったか

手塚治虫』(中野晴行・祥伝社新書)と「少年 文芸」創刊号を購入する。 雑誌の方は、来年度スタート予定の小説コース のための資料として買った。自分が読みたい作品 がこの中に有ったわけではない。

1年生にも作品の返却。マンガ原作シナリオ

の書き方の基本を示す。シナリオの形式をまず 憶えてもらわねばならない。 ただマンガを描けばいいのだろう、描かせて くれるだろう〜と思って入学してきた生徒は、 ちょっと意外に思っているはずだが、<作品>を 完成させた生徒は99%居ないのが分ってい…

2年生に作品返却し、今日はシナリオを

進めてもらう。原作・ネーム構成の時間だ。 今年は自由課題で投稿作品完成の本数を 増やそうという計画。しかしこの欠点はだん だんナマケ心が出てきてしまうのである。 課題というカタチに近い要求なり、締切りを 月中にはっきり明示しなければならない。

ジャイアンツの凋落・崩壊現象の一方で

子供たちの将来なりたいもののベスト1は、 野球選手だという調査結果が発表されていた。 つまり、イチロー・松井・野茂・井口ほか 日本大リーガーの活躍があったのだ。 女の子は、食べ物やさんだ。子供はやはり 正直で、世の中激変とかいっても、ムカシと …

今日も家内が上京している。

群馬に住む次男の嫁さんから、家内に早目の カーネーション(バラを添えた)がとどいた。 夕刻帰宅し、盛んに喜んでいる。男の父の日には こんな感激は無いなあ。