長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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エロティックと偽善!?

nagatani2007-06-11

> 折井眞琴
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男が見せようと近づけてきたのは「螢火」であるのだが、のぞき込もうとした作者は、蛍の光よりも、それに照らされた男の「唇」に目がいってしまった。すなわち、それまでには感じたことのなかった人に、一瞬生の「男」を感じたのである。それがどうしたということでもないのだけれど、このように相手が突然突出して異性化する瞬間は、男女を問わず、誰にも思い当たるフシはあると思う。その瞬きする間ほどののエロスを、作者はよく形象化し得ている。(清水哲男

★エロチックな狙いが感じられますね。

最近のマンガはセクシイな表現に直接法で描き、
少女マンガもそれに「汚され」ているようです。

そういう点では、かつて映画化もされた少女マンガ『桜の園』(吉田秋生)を
ぼくは思い出します。

作者は、女学生の喉首にできた「キスマーク」を、
散ってきた一枚の桜の花びらが、首筋をよぎるときにできた「影」によって
読者に示すんです。

さすがの秋生さん!
ぼくは、びっくりさせられました。
女性作家ならではの表現ですし、実にしゃれた「記号」表現だとも思いましたね。

↑★「清水昶の俳句航海日誌」(掲示板)にカキコしたものを
ここにハリツケてみました。

●本日の宇都宮の専門学校講義は、アニメほしのこえ上映。
マンガの知識は、ロボット・マンガの進化でした。
アトムから『PLUTO』まで駆け足の2時間授業2セット!
教室満杯のため、イラストコースのみの講義を繰り返す。

●『20世紀少年』購入。
★もうひとつ貼り付ける!
 森岡正博、偽善家ぶりはまったく治っていない。「好きな女の子を心の底から大切にしてあげればその子から好きになってもらえる」なんて、昭和三十年代の若者が信じて裏切られた真っ赤な嘘ではないか。もう、そういう偽善に耐えられないから対談は断ったのである。

 だいたい、タバコの煙が嫌だから対談を断るなんて、「無痛」を選んでどうするんだ。苦痛にまみれつつ生きていくのがまことの生ではないのか、森岡

小谷野敦
●小谷野さん、引用させていただきます。
 森岡氏の無痛文明論』、面白く読んだ者です。
<煙が嫌いだから>対談を断ってきたんですか?
いやはや、これこそ、対論する価値アリ!と思うぼくです。
ぼくの貴重な親友2人は、喫煙します。
ぼくはタバコを吸わない人間ですが、喫煙者を毛嫌いしません!
残念ですね!!!