長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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人形キャラクター

nagatani2006-10-16

●今日は専門学校へ。1限のアニメは
『ファンタジア2000』。
前半部分、旧『ファンタジア』の
魔法使いの弟子』まで。
2〜3限は1年イラスト合併の著作権
の知識。
午後は2年生。これも合併。作品制作。
●帰途、駅ビル内書店で『手塚治虫
原画の秘密』を購入する。
茶店で小説の入力を少し。
●『ローゼンメイデン』を読んでいて
思うことだが、ぼくがマンガ論講義を始めて
しばらくしてから「少女マンガ主人公の人形的
キャラクターへの回帰」という論考が、ますます
濃厚になってきたか〜と思う。
もともと、少女ぬりえとか初期の少女キャラクターは
お人形さん的な絵や性格が顕著であった。しかし
ストーリー・マンガが発展するに及んで、ちばてつや
あたりからであろうか、「等身大」の少女が現れてきて
ホットロード』のような作品が生まれ、さらにレディス
コミックが出現すると、女性の職業なども、現実的に描か
れるようになった。
●しかし、こうしたリアリティが、一方でマンガの大胆な
発想を抑えてしまい、意外性のある女性キャラクターが
生まれなくなった。その反動とも言うべきか、たとえば
観用少女 (川原由美子)や『DOOL』 (三原ミツカズ
といった作品が生まれ、青年誌にはちょびっツといった
装飾的で人形的なキャラクターが登場してきた。
比較的、高年齢層がターゲットだが、セーラームーンなども
人形的キャラクターと見てもいいかも知れない。
少女マンガにくわしくないぼくの感触なのだが…、メイデンの
大ヒット現象を見ると、ぼくが以前から感じていた、回帰現象
はやはりかなり有ると見ていいのではないか?