貸本戦記マンガ
●「貸本マンガ史研究」17号が送られてきた。
毎号ありがとう御座います。今号は戦記マンガの
特集!で、後記をみたら次号は、ヒモトタロウと
ぼくを中心に作品を取り上げるとか。(ブルブル)
17号は、戦記の全体状況である。広範囲に調査し
さまざまな論考を掲載している。
単行本では取り上げられなかったジャンルが
こうしてきちんと補填されるのはいいことだ。
●夏目房之介さんの『マンガと戦争』批判(権藤晋)は
有名になってからの水木しげるの戦記マンガの批判にも
なっている。
戦争で厳しい体験をされた人が描いても、批評家から
みれば、いろいろ言うべきことが出てくる。
まして、ぼくみたいなマンガだけで育った人間の描く
幼い戦記などは、批評にも価いしないであろう。
●専門学校の小説シナリオ・コースの定期試験答案の
採点。こうした作品を書かせたものの評価は、かなり
困難を伴う。
クラス内での相対的な評価を基本にすることに
なってしまう。