長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

長谷邦夫はてなダイアリーのバックアップです。今のところ更新は無い予定です。

多田拓郎さんから

●かつて「週刊宝石」に、門田泰明の小説<黒豹シリーズ>
マンガ版『黒豹狙撃』他を描いたマンガ家さんである
多田拓郎さん からお電話があった。
●このシリーズのマンガ用原作シナリオを、ダイナミック企画の
依頼で、ぼくが書いた。そんなご縁がある多田さんだ。
◎この連載は光文社から単行本化されて、三者は印税をもらって
いる。その後、台湾でも刊行され、ダイナミック企画経由で
印税が送られてきていた。
●ところが、多田さんのお話しでは、この作品が
<少年向コミックセット>として2タイトル刊行されていた!
というのだ。初耳である。多田さんが検索してみたら、アマゾンに
登録されていた!!
◎このマンガの著作権は門田・多田・長谷の三者のものである。
光文社はコミックセットを発売するにあたって、どのような
手続きをふんでいるのか??????
●さらに驚いたことは、多田さんがずいぶん以前から
原画返却を請求しているのに、なしの礫であると言う。
もし紛失などしていたら、大変である。
それもあってダイナミック企画の電話番号を知りたい
とのことであった。
◎ぼくの『しびれのスカタン』が、やはり無断で、
赤塚不二夫DVD全集に収録され、コミックパーク
オンデマンドでも分売〜というアクシデントがあった。
メジャーの小学館も、実に雑な仕事をしている!!!
●「旧版の版元曙出版には許可してもらった」との
担当者の言。
「だったら、本に長谷邦夫の文字が見えなかったの???」
この作品はぼくが全て描き、連載の稿料、新書の印税の
全額をもらってきた。
赤塚は全く著作権料は不要という約束で製作されたものだ。
◎このように、大会社はまだまだ、マンガ家の著作権
対し、雑でいい加減な扱いをやってのけている。
●もしこのブログを光文社の方が見ていたら、さっそく
総務でも編集部でもいい。報告を上げ、善処すべきもの
である。作者側から弁護士を通してクレームが行ったり
する前に!
小学館は、すぐ対処し印税を支払ってきた。
しかし、このときの事実は、コミックパークで検索されて
おられた、小生のファンの方からのコメントによって
知った。ファン氏には、本当に感謝感激である。
ブログ日記の効用が、こうしたところでも発揮されている。
大出版社よ、驕るなかれ!
●上記「コミックセット」に関しては、すがやみつるさんの
コメントによって古書のセット販売であることが判明した。
あとは原稿返却についての不透明さについて解決されれば
光文社へのクレームは一応解決される。
変なトラブルに発展しないように〜と祈りたい。