長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

長谷邦夫はてなダイアリーのバックアップです。今のところ更新は無い予定です。

白土三平とクソまみれ

●昨日到着した立風書房本の
山口昌男白土三平の対談が面白い。
山口がバッコスが絶えずクソにまみれて地中にもぐる
話しになって、クソとトリックスター
話しから、金とクソと悪魔は結びついているのだと言う。
白土は、飛ぶ夢の話しで、だんだん飛翔能力が落ちて
下降し、仕方が無く銭湯へ逃げ込んだら、下に裸の狂女が
クソまみれで、ひしめいていて、怖くなりあわてて逃げよう
としたら出口に鉄柵があった〜〜と。
●「フェーマス」4月号が到着。
 特集は「オリジナリティってなんだろう?」
ちょっとマンガの話しになって、インストラクターの
三徳信彦さんが「マンガでも10ページ20ページじゃなくて
100ページ描くと、何かが変わりますよね」と発言している。
同じく高橋信行さんは「逆に<できなかった>でもいいんですね。
<やっぱりできない>というのを知るのもいい」と言う。
◎その通りだ。ぼくは貸本デビューの前は40ページ程度の
未完成作で持ち込み、突然96ページを2本描かされた。
あとは127ページ物ばかり。短編を描かされたのは数年後
である。駄作でも100ページ以上どんどん描く。この継続力が、
後年の忍耐力につながったと思う。描き下ろし単行本の絵を描き
ながら、次の単行本のネームをやり、雑誌の仕事もこなす〜と
いったスケジュールのなかで、遊び酒を毎晩飲むといった日常!
当たり前のようにやっていた。
◎明日、孫娘は帰宅するので外食。
宇都宮からぼくは新幹線で名古屋〜大垣へと向かう。
5日、非常勤全体集会〜学科別集会〜ホテルで懇親会である。
6日、早くも講義第一回目。「文化表現論」(現代風俗文化)
と「マンガ論」である。
●日記は金曜日夜、帰宅後に書く予定です。