長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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専門学校の今期最終授業

◎宇都宮の専門学校へ。イラスト・コース2コマである。
課題作画に開放。テストの作品として提出してもらう。
◎教務課で校長先生に会う。
石ノ森章太郎萬画全集」第一期の購入について理事から
OKが出たという。石巻市萬画館に申し込んでほしいと
お願いした。二期は未定である。
 授業での活用に実績を積まないとダメということだ。
◎帰途、駅ビル内ブックセンターで『よつばと!』3を
購入。帰宅すると手塚治虫=ストーリーマンガの起源
竹内一郎講談社)がアマゾンから到着していた。
この本について、とりあえず某掲示板に下記のように
書いた。↓
◎本日到着。
少し読んでみましたが、とても帯コピーにある
「本格漫画評論」とは言いがたい「雑論」のようです。

すべて、今までどこかで読んだデータ的・回顧的な
<話題>のツギハギで語られています。
そのくせに新しいマンガ表現論が語ってきた
考え方に目が届いていません。

手塚治虫楽天・一平ら以降のあらゆる
有力マンガ家に、幼年時代から影響を受け
ストーリーマンガの創始者になった!
〜という、実に珍妙な説明に終始している
ように見えます。

もっと読み進めれば、少しは整理されるかも
知れませんが…、日本のマンガ「研究」の
進化を無視したかたちに近い論法が目立ちます。
まあ床屋政談と思えば、それでいいのかも
知れませんが、ちょっと雑過ぎます。

予想通り損した。(笑)
講談社選書メチエのレベルまでが心配。
やはり編集者がダメ、ってことなんですよ。
作者はマンガ原作者もやってるから、
良くマンガを知ってるだろう〜くらいの
認識でお願いしたんだろうなぁ。
◎原稿依頼電話のあったIさんより「遊歩人」3号分が
郵送されてきた。80ページほどの小誌だが、多彩な執筆者だ。
赤塚不二夫 天才ニャロメ伝』については井家上隆幸さんが
取り上げてくれていた。有難う御座います。ごぶさたです。
椙山女学園大学教務課より電話。
8月にやる「現代風俗文化論」の集中講義日程について。
今年は8月1日〜3日と7日〜8日の5日間15コマを
行う。1〜3限まで5回ということだ。
茂木健一郎さんの司会番組「プロフェッショナル」
(NHK=TV)を見た。量子をテレポートさせる実験を
成功させた44歳の科学者とその研究員たち。
東大の実験室で、量子コンピュータを将来実現させるかも
しれぬ研究が行われていた。
「プロは失敗を楽しむ」という言葉が出てきた。
それを支えるのは「根性」だという。
バレンタイン監督と野茂の行き方が彼を世界的な研究者に
させたというのだ。「科学はスポーツだ」とも言う。