長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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マンガ家志望の青年が

◎書き直したシナリオを持参し昼ごろやってきた。
前回、ネームを書いたのだが、そのチェック点が多かった
ので、どうも又シナリオから出直したいようだった。
ながながとオシャベリしたのだが、結局、読書量という
話しになってしまった。
 SF的なコメディを書いたりするのだが、基本的に有名
なSF作品を読んでいないのである。だから、ユーモアに
しても結局平凡というか、SFを知るものからみると、非常に
幼稚なレベルで終わってしまうのだ。
 よっぽど、ナンセンス感覚が潜在的にというか本能的に
持っていれば…といっても、そんなものが「自然に」持てる
はずもない。60〜70年代に読まれた海外SFの名作を少し
推薦しておいた。
◎また賀状書きを少しやる。あと専門学校の学長に賀状ついでに
石ノ森章太郎の500巻全集の購入依頼を書き、カタログを同封した。新しいビルも出来ること
だし、完成したときの備品予算内からでも買ってほしいと。
◎大垣女子短大では図書館を持ち、少しずつだがマンガ・マンガ関係書
を購入したり、閲覧用の雑誌を多数購入しロビーで簡単に見られる。
しかし、専門学校ではそうしたための予算が取られていない。そろそろ
しっかりしたものを購入する時期が来ていると思うのだ。
そんなものが無くても生徒が増えているのだから、現状でいいだろう〜
では、いい生徒も来ないし、育たない。
魅力的なソフトを揃え、その環境の中で、より上位の作品を目指すのが
それこそマンガ産業を発展させる最低線の準備というものだろう。
 例えば、図書館に手塚全集も持たない大学がマンガ論を教えろ〜
ということは、ぼくの考えではあまりにも学校が手抜きだと思う。
だが、現実がそれなのだ。お寒い教育である。