長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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「竹熊漫談」のおたく遍歴を読む。

 豊富なマンガとアニメの中で育ち、「おたく」という
言葉が無い時代からおたくであった彼等の濃いマニア
生活が面白い。
 ぼくなどは、19歳でまがりなりにもプロ・マンガ生活に
入ってしまった。それ以前の体験などは、ホントに薄いと
いうか軽い。
 ぼくがおたく的に楽しんだものといえばSFであろう。
『漫画に愛を叫んだ男たち』にも少し書いたが、同人誌
宇宙塵」に所属して、毎月例会に出掛け、星新一
光瀬龍らと交流し、短篇SF小説(らしき作文)を書いたり
した時期である。
 プロのミステリー作家たちでSF的なものが好きな人たちが
オメガ・クラブを組織しているくらいで、SFの同人誌は
宇宙塵」一つしか存在しない創成期だ。