椙山女学園大学「風俗文化論」講義

台風が接近という２８日に出発し、栄のガーデンパレス
ホテルに宿泊。
翌日１限から３コマずつ、土曜まで３日間授業である。
戦後の風俗変化を、１３テーマほどに分類し、ぼくの
体験を交えてしゃべるというものである。
広告コピーの歴史では、戦中の国家コピー
「ゼイタクハ敵ダ」「ホシガリマセン勝マデハ」を
「ゼイタクハ素敵ダ」と書き換えた花森安冶から
はじめて、糸井重里の「おいしい生活」あたりまでを
２コマで。イソガシイ？講義だと自分でもおもう。
「酒場の社会学」は新宿の和田組マーケット・青線・
赤線〜大衆キャバレー。そして銀座クラブのホステスの
仕事ぶりなどなど、雑然と述べる。
「都市音楽のメッセージ」「少女文化とかわいいカルチャー」
「サンリオの歴史」など、女生徒にも関心を持ってもらえる
ようなテーマも用意した。
終戦直後の＜タケノコ生活＞が、原宿の＜竹の子族＞まで
多様に膨らんでいく「ファッション史」も、ＧＡＰ・
ユニクロのカジュアル・ファッション産業までたどりつく
のに２コマ。
かなり荒彫りで戦後を突っ走った。
４日、また行って、２日間講義せねばならない。
３１日新宿に泊まり、ひさしぶりにゴールデン街で飲む。
結局、台風には出会わずの帰宅である。