長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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町が義捐金分割で

◎小生が住んでいたアパートは<全壊>というかたちで
 被災証明書が発行されたらしい。
 それで、入居者も被災証明を受けることになったようだ。
 不動産屋から、その報告があった。
 町役場に問い合わせてみると、その通り〜ということで
 町からは賛助は出来ないが、赤十字が町へ寄越した義捐金
 被災者の数で割って支給する〜近日、書類がそちらへ送られます
 ということだった。
★散々出費がかさむばかりで、収入は非常勤講師の薄給ぐらいで
 今月も年金が出るまでに赤字になってしまう状況だった。
 とりあえず、今日には専門学校に前借をお願いしようとしている。
 夕方電話するのだ。返済は、この分割義捐金支給でまかなえそうだ。
 義捐金を寄付して下さった多くの皆様には、深くふかく感謝したい。
★★赤塚不二夫に全身全霊ささげて、マンガに生きた小生。
 彼の病気で、一挙に<個人・長谷邦夫>の名前さえも、ほとんど
 マンガ家としては使い物にならないままオチブレて、資産などゼロ!
 貯金もナシ。ローンの支払いに追われる十年だった。運よく、学校の
 非常勤で使ってもらえることになり、なんとかここまで生きてきた。
 そして震災に出会ってしまった。
 蓄えなどまるでない。長男次男に援助をお願いすることしかなかった。
★★★専門学校にも何度かお世話になってきた。感謝感謝である。
 それでも、出ていくものは多い。またまたHELP!である。
 書き上げたばかりの文字原稿の印税の一部も、もう消費している。
 ベストセラーなど書けない小生。
 学校仕事も高年齢になってずいぶんと減った。
 今後は、どうなっていくのであろうか?そんなことを考えると、気持ち
 も暗くなりがちである。
 それの負けない「笑えるマンガ」を描いていこう!!そう思う。
 売れる〜なんてことは、微塵も考えていない〜と、言ったらウソになる
 だろうな…。売る価値のある作品を完成させたい。
二作目のネームは本日2ページ。1ページはペン描きも終了。
 真夜中過ぎである。この作品のテーマみたいなものが、ほぼ見えてきた。
 考え考え書いているのである。
 ギャグ・オンリーならば、一気に全体を書くべきだろうが、この作品はちょっと
 異質なのである。マグリットが、絡んできた…。
★★★★昨日、かつて指導を行っていた地元のマンガ家志望のT君から電話
 あったという。今朝もあって、久しぶりに話しをした。
 「パロディストのぼくは、いま、久しぶりにギャグを描いているが、震災・
 原発の問題は絶対避けて通らないで描くよ〜」とも。
 彼の、ストーリー物の「ネーム」は、どうであろうか?
 近いうちに面会したい。彼の「若さ」はないぼくだが、遠慮ない意見や
 指導で、彼の作品が「生きて」くるのを願っているからだ。
◎そういえば、マンガ古書『COPPELION』(3)が、到着。
 <核のゴミ捨て場>になろうとしている廃墟東京!
 それに怒りを抱く少女たちの活躍。2009年に3は出ている。
 予見に満ちたマンガだ。自分は、そうなれていない。想像力が矮小化していたのだ。
▲電話料金の支払い。