長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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七草〜風が冷たいゾ

七草粥を食べた。
 賀状返信、今日もトホホの五枚投函に。
 ピューと吹く風が冷たや。
三隅研次監督、市川雷蔵天知茂の『眠狂四郎無頼剣』を
 観た。TVで映画を観るなんて久しぶりだ。
 ちょっと冒頭は観られなかったが、観始めたら立てない。
 全く無駄のない演出とその画面!
 TVの雑な、そして何でも映っているような演出では
 なく、「キレイ!」なのである。
★★シバレンは、「週刊新潮」に連載時、一週のみの
 枚数で毎回簡潔完結させていたはず。
 これも、スピーディですかっとした小説だった。
 そのリズムが、映画にもあった。
 TVドラマという冗長な「作品」に、付き合う気持ちが
 起きないのは、こうした<そぎ落とす>美学がないからである。
 通俗映画でも、すっきり撮られていた。職人技とでもいうべき
 美しさだ。

 ぼくの『マンガ家夢十夜』(水声社で、井上雄彦氏と
 狂四郎の会話部分を書いたには、そういった柴田錬三郎
 美学への憧れが、あったからだった。
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★★★北島町の小西さんから「創世ホール通信」等を戴く。
 『エロ漫の星』(上)金平守人作が到着。
 クロニクル執筆(入力)。