長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

長谷邦夫はてなダイアリーのバックアップです。今のところ更新は無い予定です。

孫たちへ

●家内が毎年、4人の孫たちにプレゼントしている絵本と小説が
書店に入荷したというので、取りに行く。
2万円ほどの、支払い。
★ついでに『BAKUMAN。』(4)と
全集オバケのQ太郎』(1)
64年に執筆したものだ。ちょうどぼくが『忍者1964』のシリーズを
最後に、貸本執筆をやめて「スタジオゼロ」に入社した年である。
この作品では、ちょうど後半あたりから、バックを描かされた。
いま見れば非常にカンタンな作業でしかないが、突然、ギャグ、それも
まったく<お手つだい>経験の無いF氏の画面だ。
パラパラ見ていたら、つのだじろう作画のコマもあった。
全員(赤塚・鈴木を除く)の手が入っているのである。
■「フェーマス」の自由課題が到着。
お盆〜何もせずに、ゴロ寝の夢は、はやくも破れた!!
分厚く、重い。5作品はあるか。2日間かかるぞ。
メル・トーメは、凄かった♪
集中講義の「都市音楽のメッセージ」の回に、ジャズのことを
しゃべっているうちに「メル・トーメ」の名前が、フト飛び出した。
ファンでもなけりゃ、板も購入したことも無いのに??
自分でも不思議なことである。これまでの毎年の講義では、触れていない。
スキャットについての話しからそうなったのかな?
と、いうわけで、帰宅してからアマゾンで見つけた一枚、
メル・トーメ『グレイト・アメリカン・ソングブック』<DISCOVER JZZZ>なる
一枚を買って、今日聴いてみた。
「ユー・ガッタ・トライ」の演奏イントロから始まった彼の「芸」の
楽しさは、筆舌に尽くせない!というものであった。
名曲といわれるものを、さまざまな「趣向」によって、美しく唄って
客に話しかけ、ドラムを叩いてもみせる。
エリントン・バンドで唄うときは、エリントンは、トーメは、楽団の
パーカッショニストの第1席なんだと言ったと伝えられているそうだ。
そのエリントンの名曲も唄った。
ぼくが気になっていた、スキャットは、エンディングに近いパートから
披露してくれる。
何と、パーカーのフレーズまで唄ってみせる!!
これらの解説は92年に日本でこの盤が最初に出たときに書かれた
高田敬三氏のものが採録されていて、これが英語に弱い僕を助けて
くれていて、非常に親切。
メル・トーメは真のエンターティナー!と言える。
(ファン諸兄は、とっくにご存知であろう!)
しかしボクは、今年、自分の講義から学ぶ!!という体験をしたのであった。
小西昌幸さんから「創世ホール通信」175号が。
文化ジャーナルの記事は、いつもユニークで、面白い。
紹介されている『鏡花百物語集』(ちくま文庫)は、購入スミの一冊だ。