長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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宇都宮の専門学校へ行く

●休みが連続していた月曜講義。
アニメは『紅の豚』後半〜終わりまで。
マンガ知識は、マンガ産業論中野晴行)から初めて、
現代のマンガの読まれ方。村上知彦さんの分析で、
プロ的読者とアマ的読者といった読者層について。
マンガを描いていくうえで、どんな読者に向けて描く
のか?という意識上の問題に触れる。
★また、すこしズレるが、『戦争は「マンガ」をどう
変えたか』(小田切博)のなかで取り上げられた、
ニューヨークのツインタワー・ビル事件のあと、アメコミ
作者たちが、スーパーヒーローの活躍を描くことに、
ひとつの幻滅や哀しみを持ってしまい、以前のような
スーパーマン的キャラクターを描くことに悩みを持った
事実について。
マンガの持つ「幻想」に、ニューヨーク育ちのマンガファンは
深い愛情を持ち、現実の中でもヒーローの存在を信じるような
『心』を育ててきた…。しかし、その夢がはっきりと否定された
あと、彼らはどのような作品を描き、そして読んだのか??
●アメコミなどを丸で読んでいない最近の専門学校生。
彼らにとって、マンガ・キャラクターの「真実」とは
一体どのようなものなのか?
彼らは、そうしたことさえ考えてはいないに違いない。
今日の話に、リアリティを感じられたか??
はなはだ疑問ですが、やはり一度は語っておきたかった。