長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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『長江哀歌』を観る。

●ホテルをチェックアウトし、新宿駅方向へ歩いた。
映画館のポスターで『長江哀歌』というのが
目に入ったので観てみた。
■監督メッセージ
『長江哀歌』は、長江の古都、奉節で撮影されました。三峡ダムのプロジェクトによって、この地に巨大な変化がおこっています。何世代もここに住み続けてきた数限りない家族が移住を強いられています。二千年の歴史ある奉節は、打ち壊され、永遠に水に沈むのです。
私はカメラを携えて、この死刑宣告された街に入り、破壊と爆破を目撃しました。耳をつんざく騒音と舞いあがる埃の中で、私はしだいに悟っていきました。これほど絶望に満ちた場所でさえ、「生」はまばゆいまでに色鮮やかに花咲くのだ、と。

ジャ・ジャンクー
(オリジナル・プレスより)

★『山の郵便配達』みたいに地味な作品だ。
三峡ダムで水没していく地域を舞台にした
ドキュメントタッチ作品。
しかし、突然不思議なカットが入る。
ラストシーンもしのひとつの場面だが…素晴らしい。
●明日は宇都宮講義のあと、すぐ名古屋へ向かう。
大学講義の開始である。
★ミクシイのニュースから
■世界各国のアニメーション作品が競う、カナダのオタワ国際アニメーション映画祭の短編部門で、山村浩二監督の「カフカ 田舎医者」が最高賞のグランプリに選ばれた。

 同映画祭は、北米最大規模のアニメーション映画祭で、今月19日から23日まで開かれた。受賞作は、フランツ・カフカの小説をもとに田舎医者の孤独と不安を描く約20分の作品で、日本では11月に公開予定。