「水声通信」マンガ特集

●「水声通信」１４号が到着した。
鈴木社長とぼくで企画したマンガ評論の特集号だ。
「神もなく境界もなく」
〜漫画史論の不可能性と可能性〜
（永山　薫）
「ギャグ漫画におけるフレームの多重化」
（斎藤　環）
「戦後ギャグ・ナンセンス・マンガ史を
書くことができるか」
(長谷邦夫）
「残れるはこれか、憤怒の記憶」
〜「赤本マンガ」あるいは前「貸本マンガ」と
戦争体験〜（梶井　純）
「戦後」「マンガ」「歴史」を接着するために
（吉村和馬」
「マンガ研究の現在」（竹内オサム）
「マンガデータベース私論」（秋田孝宏）
「赤塚不二夫、その孤独について」
（長谷邦夫）
「滝田ゆうの場所」（校條　剛）
「萩尾望都」〜内なるデーモンの析出〜
（江藤光紀）
★定価１０００円＋税

●↑小部数の月刊誌です。大型書店等で探してください！
注文などご面倒でもよろしくお願い致します。
また来年にも特集を組みたい〜と社長へプッシュして
おります。よろしくご支持のほどを！

●女子大生の方から、今年提出した卒論を読んで！！と
そのコピーが送られてきた。
藤子Ａ先生に関する論考である。なかなかの力作。
あす、しっかり読んで、感想を書いてさしあげる
積もりだ。
マンガ学会では、投稿論文などを読んできたが、
「卒論」は初めてである。

●SETUKOさんへ色紙を送付。ミクシィで再会したジャズ友酒友だ。
フェーマススクールズの自由課題も返送。年内はこれで終了だ。

★http://diskunion.net/detail.php?goods_id=IND06575&genre_id=9

↑ＬＰ『ライブインハトヤ』復刻ＣＤの予約が出来ます。
赤瀬川原平・高信太郎・赤塚不二夫・奥成達・坂田明・長谷邦夫らの
「満足問題研究会」（週刊読売・連載パロディ）がきっかけになり、
高平哲郎プロデュースによる、タモリ・山下洋輔・林美雄らの
参加を得て、♪伊東はハトヤ〜ハトヤ温泉〜のハトヤでライブを
やったら〜という仮想コンサート・レコードを制作した。
★作曲は小林亜星。伊東鳩子ちゃんが登場？！する珍なるＬＰ。
全員による作詞・歌唱が「まんがNo.1シングルズ・スペシャル・
エディション」とは又違った笑いを呼ぶ。
★長谷は「バナナブレッド」なるパンのレシピを歌詞にした。
大島弓子ファンならば、記憶をお持ちの方がおられるはず。
これを高信太郎が歌っておる！許せんことではないか。
しかし余は「満足じゃ！」満足問題研究会は日本人の満足に
ついて、各種の論考を「週刊読売」のグラフ＆活版ページに
展開していった。
もし、これが現在も存在出来るなら「読売ジャイアンツ満足」の
問題を提起し、そのための方法を誌面に書き、ナベツネの怒りを
買い、即連載中止！のうきめになったと考えられる。