長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

長谷邦夫はてなダイアリーのバックアップです。今のところ更新は無い予定です。

『ターミナル』

◎マンガ家志望T君の作品ネーム・下絵をチェックし、
インストラクションし、手紙を書く。
もうイントロは何度やり直したであろうか。でも赤を
入れねばならぬ部分があった。10ページ以降では
重要キャラクターの役どころに変更があったが、それが
ちっとも良くない。
 あとのアクションはなかなか良いのだが…。
◎「ダカーポ」の書評をメール送信した。
難解な部分ありとの連絡があった。今度はぼくが修正させ
られる番だ。
 夕食後、部分を書き直し、送信。担当氏は帰宅。あすOKの
連絡があれば良いが。どんなに馴れている積もりの仕事でも
修正や書き直しは常に付き物だ。
 すんなり通るような原稿でお茶を濁してはいけないと思う。
こんなこと書けば直してと言われるかな…という位の冒険を
忘れずに、失敗?!原稿を書いて、見せてみる。(彼はどう
感じ、どうぼくに言ってくるだろう。)
 その短いやり取りで学んでいく。書評は専門外だし、素人
であることを忘れずに、プロの文章を書かねばいけない。
◎DVD『ターミナル』を鑑賞。
缶詰の缶からジャズメンが出てくるとは!みなぼくがジャズを
聞き出したころのベテランたちではないか!
ベニイ・ゴルソン!渋いなあ。
生き残っていた一人なんだろう。
「大衆」を「感動」させることを絶対忘れないスピルバーグ
その心が、ターミナルで働く脇役たちを演出するときに「視線」
として冴えてくる。さりげない仕草、行動、表情を隈なく捉え
て見せてくれるのだ。すごい職人である。
 人は一生何かを待ち続ける〜というテーマも良かった。