『ミュンヘン』へ
◎宇都宮の専門学校へ評価表を届けたあとで
オリオン通りの映画館でスピルバーグの『ミュンヘン』を
観た。手堅い演出でしっかり見せる。
「ぼくの祖国はきみだ」と女房に言う主人公。クサイせりふネ
と笑われるシーンがあるが、それがテーマのようにも思える
ラスト。ユダヤ人の哀しみ、パレスチナの哀しみ、どこまでも
重ね合わせることはできない…。
HOMEを祖国とスーパーが翻訳している。
「愛国」という言葉が日本では旧悪をイメージしてしまう。
HOME=日本と言える日本人が存在するのか。
◎帰途、喜久屋書店で『辻征夫詩集』 (清水哲男・編・芸林
書房)を購入。
◎帰宅してみたらネット古書店から購入した自著
『霧隠1964』<現代忍者シリーズ>(曙出版)が
到着していた。なんと二万円もした貸本マンガである。
税金が還付されるので購入した。こんな高いマンガ本は
買ったことが無い。やれやれ。
◎太田出版から『封印作品の謎2』 (安藤健二)が送られて
きていた。