長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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雪とキングコング

朝、起きてみたら陽の光がホテルの窓から見える。
朝食を摂って部屋に戻り、ちょっと講義のテキストに
メモを加え、さて出かけようと外を見たら雪だ!
駅前にタクシーの姿が見えぬ。
ちょうどバス停のアナウンスが女子短大前〜っと
叫んでいるので初めてバスに乗ってみた。
学生から声を掛けられた。すでに電車も遅れたり
している模様だ。
1限のアニメは、押井守うる星やつら2』
<ビュティフルドリーマー>である。10人程度の
出席で見始めたが、だんだん集まった。
雪がすごい。「このアニメのように、このまま
学校から出られなくなり、授業最終日が永遠に
続いたりしたら…」なんて、思わず冗談が出た。
2限は『テヅカ イズ デッド』(伊藤 剛)
キャラとキャラクターの違い〜について紹介する。
シラバスと違う講義だが、こうした新しい変化など
重要な情報は、急遽変更して講義することがあると
告知してある。
講義が終わったあと、学務課のE氏よりバスが1時に
出ますと言われ、控え室で少し待つあいだ、E氏から
奥さんお手製のオニギリをご馳走になった。
TVを見ていると、新幹線がやはり遅れているようだ。
大垣駅の窓口では名古屋情報がまだ伝わっていず、
仕方なく名古屋までの切符を買い東海道線電車に乗る。
2時ちょっと前に到着。
そうだ、先日宇都宮で見損なった『キングコング
ここで見て、夕方帰ることにしよう!
トヨタ第二ビルとかいうビルの2Fへ。ちょうど始まった
ばかりなので即飛び込んだ。
たけくまメモ」で、竹熊さんが書いた通りの凄いCGで
コングと恐竜たちとのバトルを堪能!しかし、男優が貧弱
だった。カメラを廻したりするプロデューサーは、ちょっと
オーソン・ウエルズ的風貌なんだけれども、安っぽいノダ。
セリフも平凡だった。もっと印象に残るセリフが欲しい。
もしウエルズが出ていたら『第三の男』の観覧車の中の
ように、名セリフを自分でつぶやいたかも知れない。
こうしたリメーク物の楽しみはそういった点にも配慮が
欲しいと思う。
画像が非常にいいだけに残念である。
さて女優であるが70点かなあ〜。演出が甘い。
もっとセクシイに撮っても下品にはならなかったはずだ。
コングや他の怪獣たちが強烈なだけに、彼女の印象も
もっとアピールして欲しかった。
美しい肢体に傷がどんどん増えていき、彼女が官能的に
コングの手の中で悶える〜現代のコング表現をここに
見出して欲しかった。欲しかったバッカリ(笑)
『エイリアン』のときのサービス精神!やっぱりイイんですよ。
コングが惚れる美しさ・セクシイさが大切なのである。
アメリカでもいまひとつヒットしていないのは、やはり
このポイントがアイマイにおわっているからではないのか。