長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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北野武映画を観る

宇都宮の専門学校イラスト・コース授業に美女と野獣という対立するイメージでキャラクターを描く課題。
2コマで下絵制作である。
 K先生から、長崎屋からの申し込みで、生徒の1コマ物を中心に、
作品展示を行うことになったととの話しがあった。先般、ここの喜
久屋書店マンガ・フロアーで、マンガ・イラスト・アニメの生徒作
品展を行った。
 その結果が良かったということであろう。おおきな空きスペース
を放っておく手は無いのが、やっと気がついたのか?ぼくの直感で
ここがいい!と、学校側に申し込んでもらったことから始まったこ
とであったのだが…。
帰途、オリオン通りテアトル2で映画『TAKESHIS’』
を観た。3時頃からの回。例によって客はぼく1人!終了後立つと
中年男性が1名後ろに居た。試写室よりゼイタク空間である。
 作品は中ほどのタップダンス・シーンあたりから面白くなった。
美輪明宏の「よいとまけの唄」と、やはり懐かしい「夢で逢いましょう
の挿入がなかなかいい。しかしこの味は外国人には分らないだろうな。
 銃撃シーンを上空から撮り、その陣形を輝く星座にメタモルフォーゼ
して見せる演出!!タケシ以外のこんな発想を出来る人物は居ないだろう。
この作品は、ナンセンスな夢のユーモアと哀しみを描いているのだ。
 ぼくはピエロやデブ、そして下世話な芸人たちを見ているうちに、『フェ
リーニのローマ』を想起した。タケシにはいずれ東京の下町を撮ってもらい
たいなあ。
毎日映画コンクール担当氏から電話があった。
 選定委員には鈴木伸一切通理作石上三登志さんの3名が留任し、新任
は2名(かわなかのぶひろさんら)の5名に決定だととのこと。やはり予算
削減で4名をカットである。
 他の部門でも行われている様子だ。短期の任期で、来年も変更があるので
今後もよろしくとのことだった。
 マガジンハウス担当T氏からは、初校を明日送り、1週後に再校を出すと
の連絡があった。そろそろあとがきを書かねばならない。