長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

長谷邦夫はてなダイアリーのバックアップです。今のところ更新は無い予定です。

「週刊文春」の連載『さすらいの女王』で

中村うさぎが<自意識という厄介な荷物>と題し、
少女マンガ家の自画像について論じている。
 うさぎ女王様が子供だったころは、センセイ方の
自画像は<総じてキラキラと可愛く(あるいは美人
風に)描かれていたが、思春期の頃になると、先生
たちの自画像は圧倒的にギャグっぽいタッチに変わ
っていた〜>という。
 中村女王は<おそらく70年代から人々は自分の
ナルシシズムに強い羞恥心を抱くようになり、それが
無意識に外部に漏洩してしまうことを恐れるように
なった。><それをチェックする「自分ツッコミ小人」
を、脳内に飼うようになった>のではないかと。