これは全て実物がまだ出来ていない時期に、代理店・企業が
発行したパビリオン案内資料によって、編集制作されたものだ。
これに対してニャロメ本は、観客と一緒に見たその感動を
子供にマンガ・写真などで伝えようということで企画した。
まるで博物館のように大きいソ連館は、こまごまとしたものを
ていねいに展示していた。だから、ガイドには切手のコレクション
まで掲載している。
もちろん目玉はホンモノの宇宙船ロケットだった。アメリカは
こうしたものを打ち上げるパワーが持てず、小型で月へ行き、ポッド
で海上に帰還する離れ業で「石」を持ち帰り、その石だけを展示した。
スケールでは完全に負けていたからだ。