長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

長谷邦夫はてなダイアリーのバックアップです。今のところ更新は無い予定です。

高遠るい作品

★アマゾンから『ミカるんX』(1)高遠るい。到着した。
 初見参…。

●コンビニで、漫画史用画像のコピーを取る。
 霧雨は止んできた。
 部屋に戻ると、背中に汗。

松文館社長に会ったK氏からメール。
 小生の216ページのマンガ刊行について聞いたところ
 ZEROの方に編集をまかせてあるとう。

 で、月曜日、そちらへ連絡して様子を聴いてみて
 またメールしますとのことであった。
 いろいろお世話になっている。

 状況からして、ちょっとスグ出るとは思えないが、
 少しでも早目に「読者へとどけたい」のです。

★小説集『うさぎのダンス』(小村小芥子・文藝春秋)<古書>が到着。
 これには<不思議な出会い><想い出>がある。一般の方?!には、丸で
 おなじみではない筈だ。ぼくだけの貴重本だったが、大震災の緊急引っ越しで
 失われていたのを、突如!思い出し、アマゾン探求したら、発見出来た。
★★まあ、ゲイの書いたゲイ小説なのだ。
 大昔、無名のタモリと、東京ムービーの社主・藤岡氏(故人)と、ぼくは
 赤塚に連れられて、文藝春秋記者に紹介されたというゲイ・バーへ行った。
こけし」という店だった。
 この店の、こけしは「やたら英語でしゃべるので、中国語の旨い藤岡氏を
<中国人>として連れて行き、こけしを騙してみたい〜ただ、それだけでは
面白くないので、無名タモリにも、インチキ中国語を喋ってもらい、それで
騙そう!という趣向だった。

店はボックス席もあるが、こけし一人しか居ないバーなのだ。
普通、客はカウンターで呑む。
だが、四人はインチキ中国語がバレぬよう、ボックス席で
飲みつつ、喋った。(中国語で…)

こけしは、この中国人!たちが、やたら気になっている。
しかし、離れているので、会話が成立しない。
これがオカシイ。
客が、それ以降、来ないので、赤塚は
「こいつら、中国人2人を、赤坂へ案内したい。
 こけしも一緒に行かないか?」と誘った。
こけしは、店じまい。

我々は、先に外で待った。
出てきたこけし…。
そのとき、こけしの後ろに立ったタモリ
ママ、騙して、ゴメンチャイ!」
日本語で声を掛けたのだった!

こんな、古い想い出がある。
ずっと後に、ぼくは、名古屋の大学で、漫画論の講師をやったが
夏休みに、集中講義5日間の「風俗文化論」を10年やった。
その中の、ひとつに「ゲイ風俗と性同一性障害」というのが
あった。

そんな渦中。偶然、書店で『うさぎのダンス』なる、変なタイトルの
小説本に出会った。作者は<コムラコケシ>なのだ。
(ひょっとしたら…)というコトだった。
読んでみたら、やはり、あのコケシちゃんが、書いた自伝的小説だった
のである。いやはや…ビックラこいたな。