長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

長谷邦夫はてなダイアリーのバックアップです。今のところ更新は無い予定です。

中京大学文化フォーラムで

一般人、学生、50人以上の入場者を前にして、万葉集源氏物語における子供のことについて、お二人の教授が45分ずつ講義レベルでのお話し。僕も、同じ時間で現代のマンガキャラクターの表現について語った。浮世絵や錦絵における子供の姿から入って、終戦直後の手塚マンガの子供表現には、既に、パロディ的要素が沢山あったこと!しかし、一般の子供雑誌の子供表現は空想的であったこと。しかし、貸本マンガで、新人だった白土三平が…からすの子という混血児で色の黒い少女の物語を描き、米軍兵士と日本人女性との現実問題を描き、意外な単行本を出していた事実を紹介した。殆どの少女マンガが…悲しいメロドラマだったのにだ。等身大の少女像がマンガに登場してきたのは、ちびまる子ちゃんがリボンに連載されてからだろうというあたりの事情もしゃべった。じっくり質問タイムをとり、充実したフォーラムだった。5時頃に終了してスタッフ一同で打ち上げてから名古屋駅へ。