長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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芭蕉の俳句

以下、貼り付け↓


ざらしを心に風のしむ身かな  「野ざらし紀行」(貞享元年)

■やはり、この句は、眼に留まる。「野ざらしを心に」という措辞は、よほどの覚悟がないと出てこない。文藝の原点のように思われて惹かれる。

(尾内達也氏のHPから、貼らせていただいた。彼には、クロニクル執筆時に、若い海外女性が
 短詩によって、俳句的世界を詠んでいるのを、教えられ、さらにその彼女を紹介していただいた。
 さらに、その原詩と尾内訳の一作を、クロニクル内に引用したいので、彼から作者の許可をとって
 いただいたのである。なぜ、その句に魅かれのかは、拙著が刊行されれば、おのずから分かって
 もらえると思う。彼女ロミーさんは、その後、どんな詩を書かれているのであろうか…。)
 尾内氏は、芭蕉は初期、かなり激しさを持っていて、その気持ちは句の表面にも出ていた〜という。
 それが、徐々に間接的な表現へと、深化していったらしい。

★明日から、専門学校が授業開始。小説コースの1〜2年だ。
 7月にあずかっていた「課題作品」3作がある。
 これを読み、採点だ。