日経ビジネスオンラインで
★ ギャグを描いていると、どんどん狭いところに入っていく。日々進化していくためには、昨日よりも一段でも上らなくてはいけない。それは、読者を切り捨てていくということだ。読者の理解を超えた部分に日々入っていくということだ。今日は支持していてくれた読者も、明日には見捨てて去るかもしれない。毎日より高いところに、より狭い所に入っていった結果、あまりにも先鋭的なギャグすぎて、誰もついてこられなくなってしまう。おまけに、自分を日々切り刻んでいる間に、心も切り刻み、社会と折り合いがつけられなくなってくる。
そうやって、優れたギャグを描いていた漫画家が、いつの間にか去っていった。先頭に立てる資質のあるギャグ漫画家は、ほんの一握りだ。それが、みなリタイアしていく。
↑★いしかわじゅんサンが、ネット連載するコーナーで、
こう書いておられたので、ここに貼ります。
★★それでも、彼は、そろそろマンガ描きの仕事を、復活させたいという。
それ以外の仕事ばかりで、時間をつぶしていると、「体力」という
問題で、一生マンガ制作が不可能になる!
その通りですね。やれるときには、収入を減らしても描く気力を持って
いないとなりません。
★★★ぼくの場合は『赤塚不二夫天才ニャロメ伝』(マガジンハウス)が最後と
言っていいでしょう。社のシメキリを無視して、一生懸命に描き続けて、
原稿を担当者に渡しました。
もちろん、遅れたのではありません。予想以上に早く描いたんです。
「モチベーション」が、充分にあった。いしかわサンは、いま、コレを
どこに設定して、盛り上げるのかが問われています。
編集からではなく、ご自分からです!
ぜひ、再開していただきたい。エグチン氏にも、それは言いたいところですが…。