長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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このような事件が発生

★編集部からのお詫びとお知らせ

 本誌週刊少年マガジン増刊「マガジンドラゴン」(1月11日増刊号)において豪村中
の雑誌デビュー作品「メガバカ」が複数の漫画作品から盗用をしていると読者の方から
ご指摘を受けました。現在調査を進めておりますが、多くについては事実関係が確認さ
れ、豪村中氏もこれを認めております。
 編集部は今回の事態を重く受け止め、深く自戒し、読者や関係者の方々にご迷惑を
おかけしたことをお詫び申し上げます。今後は二度とこのようなことが起こらぬよう、編
集部として新人漫画家への指導を厳にするとともに、将来の漫画界を担う若い力を育
てていきたいと思っております。
 なお、当該作品「メガバカ」は本誌掲載権を競う「ドラゴンカップ」の選考から除外いた
します。

                                        平成19年12月21日
                                    週刊少年マガジン編集部
●マンガの勉強というか、創作の中で、人気作家の
絵を模写にちかいかたちで描くという行為は、昔から
ありました。
それをハガキに描いて投書すると、似顔絵コーナーにも
掲載されたりしたものです。

そんな原初的なものならとにかく、近年も講談社レディス
分野でもスラダンの大量構図パクリ発覚事件があった。

★投稿新人は、こうした行為はたくさんのマンガファンに
かならず発見されてしまうことを、知っているはずだ。
なのに、またまたこうした事件が起きてしまう。
今回のものも、そうしたトレスに近い状態のモノマネが
大量にあったようだ。人間は弱いそんざいだなあ〜と思う。

マネする〜というテクニックを、別の表現に昇華させる
技術・センスが非常に大切なのがマンガでもある。
マネ無しに、絵が進化するということは考えにくい
だけに、困難な問題を多く含んだ事件ともいえそうだ。

●「マガジンドラゴン」、参考までに、購入して読んでみた。
絵にも物語にもまったく個性が無い、凡作だった。
これがスゴイ構図・描写だ!(マネしたくなる)ということを論じる
ほどの作品ではなかった。
主人公の顔からして、もう、某人気マンガのそっくりさんタッチだ。
スラダンの時のほうが、凝った場面でマネしていたようだ。
まあ、投稿作品でいえば当然「落選」の作品を、多数作品掲載し
読者の人気でトップを決めよう〜という、かなり原稿料を<省略>し
コストダウン増刊の編集したやり方が生んでしまったともいえるミスだと思う。