長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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戦後美術事件史

『芸術とスキャンダルの間』 (大島一洋講談社現代新書)が
著者の大島さんから送られてきた。ビックリである!
何か盛んに書いておられたのは知っていたが…。
元は「週刊平凡パンチのベテラン編集者で、赤塚不二夫
同誌での連載のときに担当だった。赤塚に負けない酒仙と
しても新宿ではけっこう知られているはずだ。ぼくは、彼が
「鳩よ!」やダカーポの編集長時代、よく一緒に飲んだ。
ロンリコズブロッカ体験は彼のお陰だ。
現在はフリーのライターであり編集企画者でもある。
●ご本人は学生時代、美術を学んだそうだ。その分野での本
である。しかし作者も言うように、人間と人間が仕出かすスキャンダルな
行為に週刊誌時代深く興味を持ったことが、このテーマを書くきっかけに
なっている。それだけに、大変面白い。
あの事件って…そうだったのか!と、思わずニヤリとしてしまう。
イタリアの無名画家を和田ナニガシがコピーしていた事件があったから
出た本ではない。それ以前からコツコツ調べていた労作だ。
●文化表現論のレポート、採点終了した。あすからマンガ論の方を読む。
小説入力は例によってチョビっとだけだった。