長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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赤塚不二夫会館へ

◎朝8時からのNHK−BS2「週刊ブックレビュー」
玉木正之さんがおすすめの3冊の中の1冊に、小生の
赤塚不二夫 天才ニャロメ伝』(マガジンハウス)が
紹介されたのをちょっと見て、宝積寺駅へ向かう。
新幹線大宮駅から埼京線などを乗り継ぎ、青梅へ向かう。
◎「赤塚不二夫会館」へ12時少し前に到着。
赤塚DVD全集をオンデマンドで売るというコミックパーク
運営・コンテンツワークスの池川さんと会い、インタビュー
を受けた。同サイトにいずれ、アップされる予定。
北見けんいちさん他の方のあとらしい。
◎同全集に、ちょっとミスがあり、ぼくが著作権者である
『しびれのスカタン』3巻が、オンデマンドで売られて
いる。赤塚名義となったままだが、小学館・コンテンツ
ワークスはこのミスを認め、小額いや小学館は印税の支払い
を昨年してきた。はい、小額です。
オンデマンド版は、売れた冊数があれば、支払い時期に
確認をしていくのでしょう。
大会社が、このような安易なミスを犯す、日本の著作権
管理〜ほんと、だからマンガ家はワイワイいうように
なってしまったのです。
◎その3冊を池川さんからいただいた。
2時から森下文化センター企画の会館見学会。
20名余の参加者諸兄を前に、すこしぼくと赤塚の出会いや
仕事ぶりについてオハナシをして、会館見学。
トキワ荘四畳半の赤塚部屋もあったが、なぜか六畳だった。
原画はカラー扉絵が中心。あとオモシロ写真が一杯。
雑誌・新聞記事の切り抜きが<現物>で板塀に多数貼られて
いたが、板の境目で破れてしまっているのが残念!
コピーならそれでもいいんだが…。
終了後、ちょっとミニ・サイン会をやらされて、スタッフのかた
や関係者とお茶をしに。
ところがマンガ談義に花が咲き、延々…気がついたら8時を
過ぎてしまっていた。皆さんと新宿方向へ向かう。
雨は止んでいた。
◎帰途は東京駅から新幹線で宇都宮へ。
でも黒磯行きの終電は出てしまったあと。車で帰宅。
11時半になっていました。ふ〜っ、やれやれでした。
◎今日の「東京新聞」読書欄にも、ぼくへのミニ・インタビューが
掲載されていたのだが、訃報欄に「佐々木 守(シナリオライター
病気のため死去。69歳とあった。ショックである。
昨年、武居俊樹さんの赤塚エッセイが出たときの記念会で
久しぶりにお会いしたばかりである。
かつて「まんがNo.1」を、赤塚・ぼくで企画編集をやっていたとき
<ウラオモテ対談>のホスト役をやっていただいた。
2本対談同時掲載というものだ。フォークと演歌、8ミリと36ミリ
といった対比を対談でやる企画だった。
『男どアホウ甲子園』で冴えに冴えたあとの時期である。
武居記者は少女誌でも佐々木さんに原作を書いてもらっていた。
実に残念である。
足立正生平岡正明佐々木守「映画批評」三バカトリオを自称。
カバーを赤塚や赤瀬川原平さんが担当。
ぼくは、川喜多和子さんから大島渚監督と2人だけの試写で
見せられたバスター・キートンの映画論をそこへ書いたりもした。
是非この三バカと若松孝二監督を交えた5人で再会の会をやりたかった!!
もうできない!
思い立ったら、やはりスグやらねばだめ!ということを
思い知らされた。
合掌。