長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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椙山女学園大学へ

nagatani2005-11-30

10時少し前にはホテルをチェックアウトして
栄の地下街をぶらつきコーヒーでも飲みながら
本日の午後からの2コマ授業にそなえる。
生徒たちはおそらく殆ど読まないであろう
SFマンガ攻殻機動隊
中心に喋る予定だ。
先月であったかNHKが人間の脳の深部まで
電極を差し込んで、体の震えを止める治療や
視力を失った人に、明暗の感覚を脳に感じ
させる人工的な眼の装置の力を見せていた。
人間改造はどこまで進むのか。
新世紀エヴァンゲリオンあたりまでの
物語を紹介してみたい。
逆のロボットの人工知能化の問題を描く
『DOOL』などだったら、女性にも関心
が持てる物語だ。2コマあるので、この
あたりまでやれるだろう。
学校へ行ったら生徒アンケート用紙がメールボックスにあった。
さっそく記入してもらう。先生に対する評価である。
自由にコメントできるスペースもある。後でちょっと覗いて
みたら「面白かった」が多かった。手塚論が多く偏っている
との人も1名。でも、こっれって偏ったコメントだ。
『テズカ イズ デッド』をまっ先に講義していたし、宮本
大人の存在まで紹介しているボク。授業欠席してばかりいた
んだろう。平成の作家を取り上げない〜なんてのも、よく
言われる。『のらみみ』や、浅野いにおや、新しいものも
シラバスを変更しても取り上げてきた。
しかし前期は「マンガ史」ですからね。今期は「マンガ創作」。
やさしい基礎的な原作シナリオ、コマ割りの基本、ネームの
マナーなどをやるためには、古さというより、マンガの原型を
教えねばなりません。
まあ、殆どの生徒はその意味が分っていたと思う。
帰途、新幹線車中で『平成マシンガンズ』読了。
中学3年生の文章とは思えないうまさだが、やはりまだ<世界>が
小さい。表層にとどまっているし、物語と言えるほどの展開もない。
主人公一人を書くのが精一杯であった。
でも中学生が…。よく書いた。どんどん書いていってほしい。
帰宅してみたら古書店から「ハイティーン」(12号)
ティーン・エイジャー」(17号)の2冊が届いて
いた。短篇集だが、両方とも64ページ物を担当していた。
あまりにもヘタで、ここに画像はアップできません。(汗)
他に詩の同人誌「gui」76号。
奥成達氏より送られてきた。
写真にちょっと見えるのはマガジンハウスから
送られてきた表紙ゲラ。帯は朱色ベタになるはず。
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=R0164754
もう紹介されていると誘蛾灯さんが彼の掲示板で書かれていた。