長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

長谷邦夫はてなダイアリーのバックアップです。今のところ更新は無い予定です。

宇都宮アート&スポーツ専門学校へ

駅前のセブンイレブンから、マガジンハウスへ再校を
宅急便にて発送した。
1限はアニメ映像史『ロジャー・ラビット』前半を鑑賞。
しょっぱなからのスピーディなドタバタ・シーンは
日本のアニメではまず見られないので、生徒はかなり
引き付けられたようだ。
次第に笑い声が起きる。
2限〜3限はマンガ知識。最初は同人誌時代の石ノ森
章太郎の勉強法。あらゆる人気漫画のトレペ・トレース
から始まって、画用紙に作画したものには全て彩色
した。ペンタッチの勉強のためには、人物似顔などを
グラビア写真を参考に、それをペン画タッチで描く。
そして動物は擬人化してみる。
(一方で『シートンの動物記』のペン画を模写。)
これらのことを同人にも課題として義務付けた。
作品では童話の物語をマンガにアレンジしていた。
物語の原型を、楽しむにはもってこいな方法である。
モノクロの作品で商業誌的作品をすぐ描いて、編集部へ
行こうなどとは考えていなかった。
次の時間は「マンガの性表現の歴史」である。
午後は2年生。同人誌のシメキリが12月と黒板に。
各自、自由作品の制作を進める。
合併授業なのでイラスト・コースの生徒もいる。
その一人の女生徒が、「小説を書くコツって何ですか?」と
聞いてきた。
「自分の好きな作家さんの作品を400字原稿用紙に写して
ごらん」(これは丹羽文雄が大量にやっていたといわれる)
石ノ森章太郎ほどうまい人でも、トレペに写し描きをやった
のと同じことではないだろうか。
「人称を変えたり、視点を変えたりする際はどうしたら?」
「お〜、それだったらイイ本がある!」
すがやみつるさんの『マンガでわかる小説入門』だ!
「先生貸して下さい」はいはい、お持ち致しましょう。
帰途、携帯電話にマガジンハウス担当氏から、カタカナ固有名詞の
中黒の有無について問い合わせが。
ヤングマガジン」購入。