長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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パッケージデザインをやっていた旧友から

手紙がきた。西武系の仕事をやるうちに
ひょんなことから、大倉山の商店街再開発の
計画に関係し、自分もそこに小さな和菓子店
を出し、新横浜に支店を作るまでに成長させ
た男だ。
 だが、18年間やったこの商売を売却した
という。数年前に奥さんを亡くしたことが
大きい。店の現場は奥さんんが切り回していた。
彼は<製品>開発に力を注いでいたのだ。
 和菓子は全て手作り。量産出来ないし、
<先生>と呼ばれる職人が中心に必要とかで
内側の管理も大変だったようだ。
 彼はもともと詩を書き、絵を描いていた。
よくぞここまで、店をやったと感心する。
 再開発の完成オープンのときには、旧
大倉財閥が建設したギリシャ風元美術館で
赤塚不二夫展を開催したことがある。
 夏休みになったら久しぶりに会おうと
手紙に書いた。