長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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『封印作品の謎』(安藤健二・太田出版)が

送られてきた。著者の安藤さんから、先日お電話を
いただき、はじめてお話ししたあと、送っていただく
ようお願いしていたのである。
 安藤さんはこの第二弾の取材をされている最中で
ある。そうした状況でこの日記にも書いた『オバケの
Q太郎』封印中について、連絡があったのだ。
 しかし、ぼくにはその理由は皆目分らないと申し
あげた。F作品かA作品か、合作か〜ということに
なると、スタジオ・ゼロに呼ばれこの作品のアシを
短期やったぼくには、ゼロの創立メンバーの合作に
見えていたからだ。
 しかし、ゼロが純粋なアニメ会社として再出発し
た際に、<藤子不二雄>さんに「返還」した。A氏
F氏という区分けが無かった。どのように、これを
お二人が配分されるのか〜という問題には、完全に
ノータッチだし、単行本が出ていないということも
つい最近教えられたくらいである。
 小学館はどう考えているのか?この点がぼくには
一番興味がある。お二人が線引き出来ずに、F氏が
亡くなられて、封印状態にあるのなら、版元が仲介
の労を取り、ファンの要望に応えるべきだ。
 もう金儲けは済んだ、これはウチでは出す積もり
はないからシリマセン、そんな無責任ではいけないと
思うのだが、どうであろうか?