しかし、画面から漂ってくるこの遊び感覚は
撮影現場では、毎日が祝祭であったろう〜ということ
を感じさせる。
よくTVは「見るものではなく、出るものだ」
と言われる。現場の連中だけが最高に楽しめるものだ
というわけだ。SFやファンタジー映画がCG中心に
なってしまい、今ではその製作現場が<祝祭空間>
ではなくなってしまった。
書き割りやハリボテで絵作りをやる学芸会的SF
映画が、今後も無いとすれば、『バーバレラ』は貴重な
駄作ということになろうか…。
どうせだったら、フェデリコ・フェリーニに撮って
もらいたかったなあ。