『夕凪の街 桜の国』（こうの史代）・『挑戦者たち』

『夕凪〜』をネットで購入したが、推薦してくれた
みなもと太郎さんのマンガも一緒に購入した。
『桃太郎と邪馬台国』（前田晴人）もついでに。
昨日到着した『現実はマイナーの中に』（江川達也）を
読了。インタビューをまとめたものであった。インタビューアーに
力が感じられず、江川独演会になっている。
マンガの読者もマンガ評論家もマンガ編集者もバカばっかりで
バカ相手のマンガが売れて売れて〜といった言説に乗っかった
批判的発言集といった印象が強い。
昔の夜店の古本叩き売り屋の現代版ってところか。自慢話が多く
そのくせ、マイナーでローカルな感性ばかりを評価し、＜本気＞な
＜無意識＞でかいたりした作家を評価。ところが自分はヤタラに
意識的に作品を操って、ヒットさせたり、読者切捨てをやっている
と言う。変な人だ。
どうもマンガ賞は欲しいらしい。論が雑然とし底が浅く、でたとこ
論議で何の新しい発見も無かった。残念。