長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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宇都宮のマンガ・コース生徒の課題・提出文字原稿を読む。

1年生のときから、繰り返し400字原稿用紙に文字を書くトレーニングを
やっている。それをマンガ原作シナリオ化するのだ。
入学してきたときには、全くこの<文字原稿>というものを書けなかった。
日本の国語授業って、こんなカンタンな基本を教えていない。
ぼくには信じられないことだった。こんな教育で「若者は本を読まない」など
と、教育者は言ったりするようだが、「読まなくしたのは、お前達の教育法
だろう!」と、ぼくは言いたい気分だ。
講師をやって感じることの一つに、レポート用紙というやつのダメさ加減が
ある。文科系なら、こんなものを使用するべきではない。
現在はPCで書いたりするのもOKにしているのだが、あれでは、文体が
育たない。400字ウイザードで書きまくり、リズムを覚えたら、自由に
書く方が良いと思う。古い?
文学教育者から、この件に関する意見を聞いてみたい。