2004-08-31 今号では『無痛文明論』を書いた森岡正博の<詩と哲学の はざまを往くことば>という、トークと朗読の採録が 抜群に面白い。 パスカル・ヴィトゲンシュタイン・フーコー・ニーチェ・ デカルト・ブッダについて、実に明快に語る。 <一番大事なものは存在しなくていい?!>といった 存在〜虚無といった、哲学の根源領域を、軽快に絵解きして みせる。そこから、彼の無痛文明への挑戦詩ともいえる フレーズが紡ぎ出されていく。 おすすめの一篇となっている。