徳島県北島町・「創世ホール通信」116号が到着。
ホールの催し物のお知らせだが、裏面「文化ジャーナル」に
ぼくの『漫画に愛を叫んだ男たち』(清流出版)についての
インタビューが掲載されている。
ホールの企画をされている小西昌幸さんのメールによる
質問に答えたものである。
現在、図書館長も兼任されている小西さんは、実に
ユニークな公務員である。SF、ロック、漫画、映画などに
青春をかけ研究を現在でも続けておられ、毎年、びっくり
するような講演会を実現してきた。
地元出身の作家海野十三についての講演に、伝説の同人誌
「宇宙塵」の編集長・柴野拓美氏を呼び、第一回日本SF
大会の写真にぼくが写っているところから、こんどは
ぼくに講演依頼があった。3年余前のことである。
それ以来、小西さんはぼくの活動をフォローすることを
忘れず、拙著の紹介をしてくださったのである。
北島町HPから創世ホール通信のページへ行き、
そこの「文化ジャーナル」9月号をクリックすれば
今回のインタビューが読める。
他の号を読んでみれば、小西さんが如何にユニークな
活動をされているかが分かる。
彼は、この活動を町民だけでなく、四国中の人びとに
積極的にPRし続けてきた。
ぼくの講演に300名もの方々が来られたというだけで
その動員への努力ぶりが分かる。ほとんど彼一人で
それをやってのけてきたのだ。
町ホールでカラオケ大会か、芸人ゲストの講演で済ませている
地方自治体が圧倒的な日本の現実を知るにつけ、頭が下がる
想いである。