長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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『英雄HERO』の前半を見る。

いわゆる武侠小説の世界をワイヤーアクションで
見せてくれる。チャンバラ・ファンタジーとしては
丁寧なつくりだ。
いや、それにしてもオーバーな表現をやってくれます。
マンガ学会には、九州から参加されている日下翠教授が
この分野の中国マンガ・香港マンガを研究されておられる。
先生の発表は二度ほど聴いたが、先生のしゃべり方が
また講談調で朗々としたものなので、二重に面白い。
豪傑が石段を登るだけで、バリバリと段が割れてしまう
そのおかしさはナンセンスだが、中国人にとっては
豪快という説明。
豪傑同士で酒盃のやりとりをする場面だけで16ページくらい
描写。室伏選手の砲丸投げのごとく、大杯をぶん投げ合い
がばっと飲む、それを豪腕でブオ〜ンと投げ返すという
ただそれだけを繰り返すマンガの解説が笑えます。
中国人はこれに感動をおぼえるようだ。
白髪三千丈の世界は当分続くのでしょうね。
ミスティック・リバー』も遅れ遅れで見ようと
思ってますが、『英雄』見た直後は避けたい。
キルビル』も見てないので、これでも買ってこようかな。