詩の同人誌として、創刊から10年はぼくも
参加していた本。
近年は短編小説やエッセイ、翻訳、イラストなど
209ページもあるユニークな同人誌として
継続中だ。季刊72号は立派である。
銀座酒場のママ、定年退職編集者、グラフィック・
デザイナー、家庭主婦、着物デザイナー、フリー・
ライター、翻訳家、などなどさまざまな分野で
活躍中の<大人たち>が、闇鍋のように集まって
いる。
奥成達の北園克衛論は、その粘着力で、
表面的な北園理解をことごとく撃破していて
痛快だ。
「モダニスト」の標準的な知識なんか、吹っ飛ばされる。