長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

長谷邦夫はてなダイアリーのバックアップです。今のところ更新は無い予定です。

ぼくの非常勤講師業の体験を語ろうと思う。

大学文学部での「マンガ論」と
専門学校での「マンガ創作」の二つに
大別されるのだが、基本的にはまったく同じ
内容で教えている。
「マンガ創作」のコースでは、それにシナリオと
ネームという創作課題が加わり、作画についても
チェックを入れるくらいだ。
(作画の基本は、別の講師が数人で分野別に
指導しているので、絵についても理論面を重視
している。)
椙山女学園大学は通年なので、マンガ・シナリオと
そのネーム化もやってきた。これをレポートがわりに
提出してもらうのだ。(後期・絵は採点外)
マンガ作品解読の講義もやっているが、自分で「コマ
割り」体験をすることによって、より深くマンガを
読むことが出来るのではないかと考えた。
これは生徒にも好評だった。
創作コースでは、簡単なアニメ史・理論を、実作を
見ながら教えることもやっている。
こうした仕事も足掛け5年にもなると、さまざまな
反省や不満もたまってきた。
大学側が、どこまでマンガに本気になれるのか
講演ではその辺のこともぶつけてみたい。
マンガ産業論』を読んで、ますます<マンガ・
マネジメント><プロデュース>の重要性を感じる。
今から大いに学び、若い世代に是非トライ
していってもらいたい分野だ。
夏目房之介さんの重要性はますます深まっている。
カゼ治りましたね。酷暑、ご自愛あれ!