長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

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ENTERTAINMENT GOES POP!

2003年に東京財団がUCLAで催したマンガとアニメの講座の
記録報告書を読んだ。
先日の日本マンガ学会大会総会の際に、入り口で無料で配布された
本である。
講座の受講生はUCLA学生とカリフォルニア州ノースリッジ大学
の学生たちである。
マンガ学会からは京都精華大学教授 牧野圭一
コアミックス堀江信彦CEO
小学館キャラクター事業センター長 久保雅一
楽家・マンガコレクター タケカワユキヒデ
筑波大・学校教育部長 谷川彰英
ほか数名が日本のマンガの特長や、簡単な歴史、作家と作品紹介
『アニマトリックス』を製作した経過やキャラクターの作り方や
そのビジネスなどなど、かなり幅広く紹介し<宣伝>これ努めて
くれている。
映像・インタビュービデオ等を見せながら、やさしく解説して
学生からの質問にも答えている。
財団企画ということで、メンツが企業代表に偏っているが
タケカワユキヒデさんは、マンガファンの目線で、貸本や
悪書追放運動があったことなども語っていて、好感が持てた。
『日本のマンガの基礎を築いた7人のサムライ』という演題も
ちょっとユーモラスだ。
彼とは、手塚治虫文化賞の選考委員をやったとき、ちょっと
お話しただけだが、気さくなお人柄で、TVなどで感じた
通りの方であった。
彼の書庫のマンガ週刊誌のコレクションは物凄い!
集めたというより、全て読んできた結果というところがすごいのだ。