長谷邦夫はてなダイアリー・アーカイブ

長谷邦夫はてなダイアリーのバックアップです。今のところ更新は無い予定です。

2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

4時半に講義を終了してみたら、かつての受講生が一人待っていた。

彼女は2年で大学をやめ、東京の新宿の某美術学園へ行っていた らしい。だが、そこもちょっと気に入らなかったらしい。 で、進路相談にやってきたということらしい。 芸術系で何をやったらいいか、自分で見出しかねている。 6時ころまでちょっと話しあった…

地下鉄を乗り継いで東山線の光が丘・椙山女学園大学へ。

3〜4限2コマ・隔週授業のマンガ文化論。ここの教室 も初日だ。昨年度とはガラリと変わって増員。 60名に達する生徒さんで、中型の教室はほぼ満杯に なっていた。 ただ今月中は、受講科目を変更できる期間だ。正式な出席簿は 5月連休明けに出来る。それ…

本日は朝1限目から1コマの授業だ。

60名近い男女生徒に簡単な自己紹介と授業方針を告げ、 さっそくマンガ論の中身に入る。 マンガの発生した時代から駆け足で、日本のマンガが 「少年倶楽部」などの月刊雑誌に登場までにたどり着く。 来週から本題の現代マンガへと入る予定である。終了後、 …

12日、名古屋・八事の中京大学ゲストハウス入り。

6時ごろ文学部の酒井先生が、ぼくの授業アシスタント の院生を紹介がてら大学近くで夕食・歓談。あとから2名 の生徒さんも加わってた。 先生お勧めの日本酒の冷酒をいただきながら、さまざま なマンガ談義。非常勤講師なので、こうした授業以外で、 生徒さ…

「漫画新聞」(日本漫画学院)も到着。

今日は終日マンガ原稿にスクリーントーン貼り。 昨夜から始めて50ページ余まで。先は長いが、あすより 名古屋〜大垣と3校の講義の旅である。 木曜日夜に帰宅予定。

この108ページの雑誌を林さんは一人で編集

レイアウト、印刷、製本、発送を行っているのだという。 それを255号も継続とは!大変な情熱である。

「広場」には、永田竹丸氏の50年の作家生活を

振り返る特集が連載中だ。今号は計28ページ。 マンガ作品の再録がタップリある。カラー表紙も 永田氏の作品。 かつて小出信宏社で沢山のカルタの制作・作画を やった根本圭助氏の「かるた道草ばなし」も画像や 記念写真をたっぷり掲載している。 『まぼろ…

同人誌「月刊広場」4月号(255号)が送られてきた。

先月号は「劇眼漫歩」の高橋孝三郎さんから頂いたが 今号は発行者の林捷二郎さんからだった。前号の座談会 を読んで、寺田ヒロオと棚下照生の関係と、ぼくと棚下 さんの出会いについて、高橋さんの掲示板にコメントし たものを、次号「広場」に転載すること…

今日は1日、マンガ原画のホワイト修正。

夜遅くなって、スクリーントーン貼りを開始した。

作品『バンビ』は、「原作」⇒「アニメ」⇒「手塚作品」

⇒「読者の記憶」と改変され続け、ある一定の 「固定された作品」としては存在していなかったという ことなのだ。復刻版というものが、こうした歪曲を一旦 修正してくれる。そして、作品はより正確なかたちで また記憶され、長い年月の中でまた「改変」をとげ…

かつて『フルメタルジャケット』の中で引用

された音楽が、ミッキー・マウスの歌ではなく 『ハイホー』(白雪姫・7人の小人たちの歌) だった〜と勘違いしていたことを書いた。 記憶というものは、決して完全に「過去」では なく、思い出すたびに意識の中ですこしずつ 改変されていく「現在」でもある…

野口さんは<バンビとロノの闘争を、より壮絶な

死闘として演出するために、飛び交う弾丸の中で 行わせ、山火事(原作にはない)も、焚き火の残り 火をバンビが蹴散らしたために起きたことにして、 彼の慢心が産んだ大災害にした。>と書く。

ぼくの記憶に大きな間違いは無かったのだが、

やはりその銃撃のときの構図に違いがあった。ぼくは 突然現れた人間の両足と銃が前景に描かれていた〜と ずっと思い込んでいたのである。 しかし、今回確かめてみると、画面最下方から <二連銃>が突き出され、人間はそれを支える左手 だけが描かれているに…

復刻版『バンビ』とアニメ『バンビ』の違い

について、中学生時代に読んだとき、一番気になった のが、銃で鹿を撃つシーンが手塚マンガには描かれて いたことである。アニメには無かった。 今回、その古い古い記憶を、正確に確かめることが 出来た。ぼくの記憶はほぼ間違いはなかった。 解説で、野口文…

家内がケータイで撮った近所の桜画像をSDカードで

ノートに取り込む。デジカメで撮れば、もっと花の カラーが出たはずである。

夜に入って、またぞろ花粉症がひどくなった。

マンガ原稿に修正ホワイト作業を少しやる。能率悪し。 明日までには終了予定。トーン貼り、一体何日掛かるか。 来週から全面的に授業が始まる…。

駅の八重洲ブックセンターが2Fに移転して売り場が

拡大した。コミックのコーナーを覗き、『ガンスリンガー・ ガール』(1)相田裕を購入。 帰宅してみると『手塚治虫のディズニー漫画』(バンビ・ ピノキオ)カラー復刻版・講談社がアマゾンより到着して いた。「手塚治虫とウオルト・ディズニー」(手塚が…

宇都宮市栃木県庁の大ホールで合同入学式。1時より。

宇都宮ビジネス電子専門学校とアート&スポーツ専門学校の 合同の入学式である。マンガ・イラスト共に昨年度より生徒数 が大分ふえた。マンガ1年生は30名を超える。 マンガ・コースの出席講師は、つがる団平・小川集さんと ぼくの3人で、女性陣は欠席。

マンガ家岡田史子さんが55歳で亡くなられた。

心不全とか。合掌。

帰宅後、フェーマススクールズからの長編マンガ作品の

インストラクションとコメント書き。普段の倍の長さの コメント文になった。大サービス。

帰途、マンガ専門店で『デスノート』6購入。

昼食を済ませ、パルコ内の紀伊国屋書店で雑誌「en-taxi」 09号を購入。文庫判の付録・戯曲『鉛の兵隊』唐十郎 が付いていた。草森紳一の特集もある。 彼の本は、かつて『ナンセンスの練習』くらいしか 読んだことがない。 草森氏はかつてぼくがパロディ・…

2限より「原作・ネーム構成」2コマ(2年生)。

今期は、女性講師の提案を受け、生徒に投稿作品を中心に 描いてもらい、その作品内部に課題を生かす方向でいく ことにした。テーマ・設定などは、生徒の自由。 ただ、ぼくのこの時間での作品書きでは「季節感」表現に 自分なりの新しい文字・場面を工夫しよ…

帰宅は7時半過ぎ。フェーマススクールズから作品が1点。

あす、夜にでもインストラクションしコメントを付けよう。

帰りの新幹線にM社担当者から電話が。

先日送付した原稿コピーの件である。良い出来栄えでした とのことで、まずは一安心。 明日から始まる宇都宮の専門学校からも電話。初日なんで 確認である。

教授役の篠田ひでお氏より、今期の藤子不二雄Aさん(客員教授)の

講演会は6月1日と決定と聞いた。これは公開される。もちろん 無料である。昨年は藤子ファンサークル、「ネオ・ユートピア」の 諸兄や、近在の方がたが生徒と一緒に傍聴した。毎回、趣向をこらした 画像やお話しが聞けるので、われわれも楽しみにしている。

2限目はマンガ史の時間だ。56名。

「日常」を描いた作品3作を取り上げた。 自分の平凡な日常でもいい〜それをマンガでしっかり 作品として描けるか?投稿作品としてではなく、基礎的な 観察力・表現力をつけるためのトレーニングをやってみたら? という提案もした。 その「簡単さ」を単なる…

昨日の講師集会に続き今朝1限より授業。

新1年生25名ほど。「文科表現論」。 現代風俗文化をぼくの13の視点でしゃべり、その 各テーマの中から、自分が一番興味を持ったものを レポート課題として、原稿を書いてもらう。 とりあえず、10コマ程度進んだころに、目標に しやすい4テーマを生徒…

2限目はマンガ史である。

日常表現とその異化〜金子節子・岡崎京子・高野 文子の諸作品にふれて、平凡に見える「日常」を マンガ家がどう描いてきたかを検証する。 昼食をとったあと直帰の予定。長距離の旅だが もうかなり馴れている。まさにこれがぼくの 「日常」である。

翌日は1限から文化表現論(現代風俗文化論)の

講義第一回目である。少女文化の発生から触れて 大塚英志氏が名付けた<かわいいカルチャー>、 「りぼん」とその付録、変体少女文字のことなどを 論じる。ガイダンスを含むので、サンリオの歴史 までは届かないだろう。

今日は1日、また原稿のホワイト修正作業である。

200枚を超えているので、簡単には終わらない。 あすは、朝、大垣女子短期大学へ向かう。 午後2時から非常勤講師全員の集会と分科会がある。 学校側の年間の方針などを確認してもらう集会だ。 夕刻終了後、近所のホテルでパーティが催される。 曜日の関係…