2年生に作品返却し、今日はシナリオを
進めてもらう。原作・ネーム構成の時間だ。
今年は自由課題で投稿作品完成の本数を
増やそうという計画。しかしこの欠点はだん
だんナマケ心が出てきてしまうのである。
課題というカタチに近い要求なり、締切りを
月中にはっきり明示しなければならない。
1年生にも作品の返却。マンガ原作シナリオ
の書き方の基本を示す。シナリオの形式をまず
憶えてもらわねばならない。
ただマンガを描けばいいのだろう、描かせて
くれるだろう〜と思って入学してきた生徒は、
ちょっと意外に思っているはずだが、<作品>を
完成させた生徒は99%居ないのが分っている。
その生徒にぶっつけでネームを入れてもらっても
どうせろくなものにならない。創作のための手順
を踏んでもらう。
「ブラック・ジャックマガジン」は読み始めた
ばかりだが、予想以上に面白い!
各作家の工夫ぶりも好感が持てる。ぼくの知ら
ない人たちが、<はずさずに>描いて健闘してい
る。日本のストーリーマンガ家の層の厚さが一層
増している。
本の売れ行きは落ちているというが、むしろ
そのことが、マンガ家をのぼせさせず、しっかり
描かねば〜という気持ちにさせているのではないか
と思ってしまったりした。
編集担当者の勘も狂っていない。いいなあ。豪
チャンのサービス精神も健在だ。リボンの騎士の
ヌードを描いてしまってもちっともイヤミになら
ないのは彼だからこそであろう。